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<Mailの設定>

 ここでは、Apple純正のメーラー Mail の設定について紹介します。

 とは言っても、初期起動時のメールアカウントの設定は、 メールアドレス、受信/送信サーバーなどを一般的な言葉で説明するのは難しい(というかメンドイ)ので(おぃ)、 いくつかのポイントの絞って説明します。 初期起動時のアカウント設定で分からない所は周りの人間にでも聞いてください。

 まずMailのメニューの環境変数設定の「作成」の項ですが、メッセージのフォーマットは標準テキストにしましょう。 リッチテキストは、環境・場合によっては読めない事もあり、嫌われるケースがあります(デフォルトがどちらだったかは失念)。 また右隣の署名ですが、これはメール末部に追加される名前や連絡先の事です。 既に受け取っているいくつかのメールを見れば、どういうものか分かると思います。

 さて、この項目のおそらく本題となるSMTPサーバー(送信サーバー)の設定です。 ウチの研究室の送信サーバーでは、接続元のホスト名による制限が課されているので、 MacのノートPCを出張先、自宅、研究所などに持って行った時に、このサーバーを使ってメールを送信する事はできません。 そこで、研究室外部のどこからでも大学の送信サーバーを用いてメールを送信する方法を紹介します。 Mailの設定で、送信サーバーをlocalhostに、ポート番号を適当な5桁の数字(例えば10025)にします。 次にターミナルなどから、"ssh -L 10025:localhost:25 <送信サーバー>"のようにします。 このようにする事で、研究室外部のどこからでも大学の送信サーバーを用いてメールを送信する事ができます。 この時、例えば"alias mailsend='ssh -L 10025:localhost:25 <送信サーバー>'"のように、 .bashrc内でエイリアスとして設定しておくと、mailsendとタイプするだけで良いので少しはラクになる? (mail、sendmailは既にコマンドとして存在するので注意)

 「研究室外で滅多にメールなんて送らないよ!」「個人的に別の送信サーバー持ってるし!」ってな人は、 いちいち上記のように設定してコマンド打ってとするより、直接送信サーバーを指定する方がラクかもしれませんが、 まぁあくまでも送信できなくて困ったときのためにと考えてください。 また、上記のような設定はウィルスなどをメールで拡散するのを抑止するのに一定の助けにもなるかも? (送信サーバーに意図的にポートフォワードしていない時は、localhostの妙なポートにメールを流すので、 送る事ができずに蹴られて戻ってくる)

参考:http://osksn2.hep.sci.osaka-u.ac.jp/~taku/osx/ssh_smtp.html
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